【コラム】「思い込み」や「慣れ」に潜む危険
2021年11月01日
ペーパードライバー教習・出張教習ならお任せ!マイカーアカデミー代表の宮下です!
自動車の運転免許を取り立ての人やペーパードライバーであれば、普段自動車に乗っていないことが大きく作用し、近所への買い物で車に乗るだけでも緊張の連続です。
事故への不安から危険を予測し、運転速度を落として慎重に運転するものです。
しかし、日が経つにつれ運転に慣れてくると、徐々に思い込んだ運転をするようになり、交通事故を起こしてしまうケースが少なくありません。
今までは大丈夫だったから事故はおこらないだろうという「思い込み」や体感的な「慣れ」には多くの危険性が潜んでいます。
1.思い込みの危険性
運転中の「思い込み」は事故のもとです。十分に注意しましょう。
前方の信号が青になったから前方の車が動くと思ってアクセルを踏んでいませんか?
もし前の車が青信号に気づかず停止していたら玉突き事故になる危険があります。
過去の話で、6歳の頃バイク事故で入院したことがあるのですが、そのとき、やはり同年代の少年がバイク事故で運ばれてきました。
なんと車と正面衝突したとのこと。
後で話しを聞いたらその少年は、夜中に買ってもらったばかりのバイクを走らせていたら前方から二台のバイクが近づいてきたので
「よし!その間を通り抜けてやろう!」と、
車の二つのヘッドライトの真ん中めがけてスロットを回したのでした。
あぁ凄い「思い込み」!
2.慣れと「だろう運転」
運転免許を取ったばかりの頃は「ひょっとしたら…かもしれない」と危険を予測して事故を起こさないように、慎重さと緊張感を持って運転しますが、慣れてくると、いつの間にか「だろう運転」に変わってしまうことがあります。
慣れは、プラスに働く場合とマイナスに働く場合があります。
プラスに働く場合は、危険の予測が経験により容易になることなどの効果を発揮しますが、マイナスに働く場合は基本的な過ちをおかすことになります。
生活道路やスクールゾーンでは、子供の急な飛び出しや高齢者のゆっくりした直前横断などが多く見受けられます。
こうした道路は、道路が狭く、歩道も少ないのが普通です。
生活道路などで、時速30キロの速度規制や、一方通行などが行われているのは、歩行者のための道路だからです。
運転中の道路が、どんな環境なのかを考えましょう。
漫然と「だろう運転」をすることは、とても危険です。
3.安全運転にはとても大切な「かもしれない運転」
「運転中、前方にバスが停車している場合、どのような危険を予測して運転していますか?」
この場合、バスの存在を素早く察知し、さらに、バスの影に横断者がいる「かもしれない」と危険を予測することが、事故防止には欠かせないポイントと言えます。
歩行者が見えないから、歩行者はいない「だろう」と考えて、バスの側方をそのまま通過するのは危険です。
見えないということは、存在しない(いない)ことではありません。
駐車車両や障害物のかげにも人がいることを予測して、人が突然飛び出してきても、安全な措置をとれるような運転をしましょう。
自分に厳しい予測を立てて準備することが「かもしれない運転」
自分に都合のよい予測をするのが「だろう運転」です。
運転中は、相手が次にどのような動きをするかを正しく予測し、これに的確に対応することが重要です。
正しい危険予測は免許取り立ての人もペーパードライバーもベテランドライバーにも必要な運転要素です。
ペーパードライバー教習・出張教習をご希望の方は、マイカーアカデミーまでお気軽にお問い合わせくださいね!
AUTHOR 執筆者
宮下 俊一
趣味
下手なゴルフ、下手な麻雀